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「豪は人道国だが難民問題で懸念」国連

【キャンベラ3日AAP】   パン・ギムン国連事務総長はオーストラリアについて、人道問題で実績のある模範国だと称賛しながらも、亡命希望者の扱い方で懸念されると述べた。

同総長は3日、キャンベラでギラード首相と会談し、アフガニスタンと東ティモールでの国連ミッションをはじめ、リビアでの情勢進展、ソマリア付近での危機状態、気候変動、持続可能な開発について話し合った。

同総長は、オーストラリアが2009年3月に先住民の権利に対する国連宣言を支持したことを称賛し、同国は「国連が平和や安全、開発や人権を促進している多くの分野における模範国家のひとつ」だと述べた。また、国際社会の共通利益を追求する主導的国家という例を挙げながら、国連の「最強支持国」のひとつだと語った。

一方、同国による亡命希望者に対する扱い方についても触れ、「もちろん移民、亡命希望者、難民の扱い方に関しては、懸念材料がある」と批判した。

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