【シドニー8日AAP】 シドニーで8日朝、複数の電車がキャンセルされた。雨と予想を上回る職員の病欠が原因とされる。ピーク時間の電車は今後も遅れを生じる可能性があるという。
8日朝、病欠などで鉄道職員110人以上が欠勤した。シドニー・トレインのハワード・コリンズ責任者は、「朝よりはいいが、帰宅ピーク時もキャンセルは出るだろう」と警告した。NSW州のコンスタンス交通相は「示威行為等ではない」と明言している。影響が出たのはT1ノースショア、T2インナーウエストおよびレッピングトン、T3バンクスタウン、T5カンバーランド、T8エアポート・サウスの各路線。
鉄道・トラム・バス組合(RTBU)は、職員を拡散させたために遅れがネットワーク全体に及んだと州政府を批判した。シドニー北西部の鉄道路線チャッツウッドとエッピング間は先週、メトロ・ノースウエストの建設工事に合わせて7か月の閉鎖に入ったばかり。職員の残業に頼った時刻表で運行しているという。
州野党労働党のフォレイ党首は、「30分以上電車が遅れた乗客に対し、労働党政府はオパールカードの料金を返済する」と2GBラジオで約束した。