【アデレード9日AAP】 交通違反取り締り強化を検討中のSA州では、罰金未納者への禁固刑や資産の差し押さえなど、抜本的改革が検討されている。
この見直しは、罰金の未納額が2億ドルにも上る同州政府のラウ法務長官によって命じられた。見直し案では、罰金未納の常習者に対する車両の押収や資産の没収などの新たな権限が奨励されている。また、裁判所とは別に罰金を回収する責任を担う、州の債権回収機関の設立も提案されている。
その他の対策としては、罰金未納の常習者に対し、車両登録時や運転免許証の更新時に、クレジットカードの詳細提供を義務付けることをはじめ、常習者の氏名の公表、禁固刑の導入、罰金逃れのために悪用されがちな再検討制度の改正も提案されている。