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牛乳価格の下落に賛否両論

【キャンベラ12日AAP】    小売業大手のコールズによると、同社のホームブランドの牛乳2リットルを2ドルという価格に落とし、牛乳価格が低下したが、これにより国内の家庭用食料品代が総額1億7500万ドル軽減されたという。

しかし酪農業者は、大手スーパーにおける牛乳価格の引き下げが失業や数百万ドルもの損害を招いたと主張している。この主張に対しコールズは、農場出荷価格が予想よりも下落していないことや、業界全体の状況が「劇的」に改善しているとし、反論している。さらに、牛乳業界の不確実性について、「NSW州とQLD州の酪農業者の信頼に影響を及ぼしているのは牛乳の小売価格ではなく、競合他社が牛乳製造業者との間で起こしている契約再交渉の問題である」とし、競争相手のウールワースに責任があると非難した。

この問題に関して、10月までに上院の最終報告が発表される予定。

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