【キャンベラ13日AAP】 ギラード連邦首相は13日、炭素税導入に関する18法案のうち最初の法案を議会に提出した。
地球温暖化対策として労働党が導入を目指す炭素税制度は、2012年半ばから開始となり、工場などが排出する二酸化炭素1トンにつき23ドル(固定)、3年後には変動価格となる炭素税を導入するという法案だが、企業の負担が大きくなるとして各産業団体から反対の声が上がっている。
ギラード首相は、議会は炭素税導入に関して何年も議論を続けてきたし、また国民も地球温暖化が実際に起こっている認識があるはずだとしたうえで、「やっと、議論を実行に移す時が来た」と話した。