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タバコの箱の警告図案を来年にも刷新

【キャンベラ17日AAP】   タバコのパッケージ上に印刷される健康への害を示す警告文の図案が、来年7月から刷新されるかもしれない。記載面積がこれまでよりも大幅に広がり、またタバコにまつわる魅力を連想される一切の形跡が取り除かれる必要もある。

連邦政府は、オーストラリアが世界初となるタバコの包装簡素化法のもと、タバコ産業のロゴをはじめ、ブランドイメージ、彩色、販売促進用テキストの記載を全面的に禁止したいとしている。同法案が来週に上院を通過すれば、タバコのパッケージ前面への記載が義務付けられている警告文や図案の占める割合が、現在の30%から75%にまで引き上げられることになる。また記載内容も、ぼうこうがん、肺がん、口腔がん、末梢血管疾患、肺気腫など、タバコが直接的原因、あるいは悪化の原因だと証明されている疾患や病状を含めることが義務付けられる。

ロクソン連邦保健相はキャンベラでの記者会見で、「新しい描写的な健康警告文は、タバコがもたらす死や病気を連想させる目立つ攻撃的なものであり、(喫煙という)この致死的な習慣を止めさせる実証済みの効果的な方法になる」と述べた。

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