【メルボルン17日AAP】 最近開催されたロイヤル・アデレード・ショーを訪れた3人の子どもが細菌に感染したことを受けて、SA州の医療当局は動物との接触に対して警告を発令した。
この感染した4歳から12歳までの3人の子どものうち、2人は志賀毒素産生性大腸菌(STEC)に感染し、もうひとりは溶血性尿毒症症候群(HUS)に感染している。下痢や腹部疝痛を起こすSTECが悪化すると、神経障害や肝臓病の原因となるHUSに発展する場合がある。州保健省によると、HUSに感染した子どもは現在入院中で、深刻だが安定した容体だという。
STECは動物のふんの中から発見されることが多い。また、家畜との接触、よく調理されていなかったり、発酵された肉製品の摂取、動物のふんで汚染された野菜の摂取なども感染源だとされる。STECの予防法としては、動物との接触の場合は手洗いが最も効果的だといわれている。