【シドニー20日AAP】 シドニー西部ブルーマウンテンで19日午後に発生した山火事は、20日現在でも沈静化には至っておらず、強風によって火災域がさらに拡大している。
ローラで発生した山火事はこれまでに5ヘクタールにまで広がっていて、消防車35台、消防隊員145人とヘリコプター3機が消火活動に当たっている。消防隊は、現在のところ家屋に被害はないとしているが、消防隊員を現場に待機させ万一に備えていると話した。また、20日は時速40―59キロという強風に見舞われ、空からの消火活動に支障をきたすなど影響が出ている。
一方、シドニー南西部キャンベルタウン近くにあるメナングル・パークでも、広域にわたり芝が燃える火災があり、消防車10台、消防隊員20人が消火活動を行った。さらにNSW州北部や西部のボーク、コフス・ハーバーなどでも芝火災が確認されている。シドニー西部コンコルドでも20日、住宅が全焼する火災があった。