【キャンベラ20日AAP】 ギラード首相が国会の執務室で、国旗にくるまりながら恋人とセックスー国営テレビのABC局で放送されているコメディ「Home With Julia」で、21日放映予定のワン・シーンだが、そのショッキングなセッティングに国会議員から放送反対の声が上がっている。
「Home With Julia」は、俳優のアマンダ・ビショップ演じるギラード首相と、フィル・ロイドが演じる首相の恋人、ティム・マシーソン氏が、国会の首相執務室を舞台に恋愛コメディを展開する内容で3回目の放送が21日に予定されている。今回問題になっているシーンでは、2人が執務室内で、オーストラリア国旗を床に敷いてセックスを楽しんだという設定になっている。
これについて国民党のフォレスト議員は、政治家はテレビ放送に関しては寛容であることが多いが、今回のシーンは非常に気分が害されるものであるとし、ABC局は放送を見送るべきだと述べた。またQLD州の自由党議員は、番組の内容は首相の執務室の質を下げるものでありABC局への予算提供を検討し直すべきではないかと話した。