【シドニー23日AAP】 NSW州のブルーマウンテンで発生した一連の山火事の放火容疑で、十代の青少年2人が逮捕された。ふたりは自家製の放火装置を使用したとみられている。
シドニー西部のブルーマウンテンの低木林地では今月18日以来、13件の山火事が発生している。そのうちの1件であり、消火活動に4日間もかかったルーラでの山火事では、6棟の家屋が危険にさらされ、20ヘクタールの低木林地が破壊された。
この一連の山火事に関して住民からの秘密情報を入手した警察は23日朝、カトゥーンバの住宅で共同生活している19歳と13歳の青少年2人を逮捕した。友人同士とみられるふたりは警察の事情聴取を受け、悪質な火災損害を発生させた容疑で起訴される見込み。
ただし、警察ではふたりが13件全部の山火事の犯人だとはみておらず、他の容疑者を追跡中であり、すでに数人かの調査を開始しているという。ロバート・ベラ警視代理は放火犯に対し、「山火事を起こすことがかっこいいと思うのは、ばかな考えだ。なぜなら、捕まるのは時間の問題だから」だと警告した。