国際

豪州、世界銀行との援助協定に調印

【ブリスベン24日AAP】   オーストラリアは世界銀行と協力し、アジア太平洋地区などの発展途上国を支援することを目的とした協定に調印した。これにより、中国とインドへの援助を大幅に削減するかわりに、東南アジア、太平洋諸島、中東、アフリカへの援助を増大することになる。

「パートナーシップ・フレームワーク」と呼ばれるこの協定は、ワシントンを訪問中のラッド外務相と、世界銀行のゼーリック総裁によって23日に発表された。

同相は、「世界銀行との協力は、自地域へのさらなる財務的資源の活用だけではなく、開発に関する同行の見事な専門技術や知識をはじめ、研究や分析を活用するのに役立つ」と述べた。また、世界各地で提携範囲を拡大することに役立つとも語った。これを受けてゼーリック総裁は、最貧国や国際開発協会に対するオーストラリアの「寛大な」資金援助をはじめ、同国によるトンガでの最近の援助活動について称賛した。

「パートナーシップ・フレームワーク」では、発展途上国が自国の環境や水資源などの天然資源を管理するための支援や、自然災害からの影響の受けやすさを低減することにも焦点が当てられると考えられている。

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