【キャンベラ11日AAP】 今月11日の国際ガールズ・デーに際し行われた調査から、国内の少女たちが児童婚の危険に依然としてさらされていることがわかり、女子教育の普及が鍵だとしている。
国際NGO団体のセーブ・ザ・チルドレン・インターナショナルの最新レポートによると、過去10年間で2500万人の児童婚を防止したことがわかった。また、少女たちに中等教育を卒業させることにより、向こう12年間は5000万人の児童婚を防止することができるとしている。
同団体のヘレ・トーニング=シュミット事務局長は「貧困と性差別の二重構造は、多くの家族にとって少女に教育を受けさせるよりも妻や母親にさせた方が楽な場合が多い」とし「児童婚させることは少女の人権を侵害するだけでなく、一生の問題としてつきまとう」と述べた。
国内でも全ての州で強制婚や児童婚をさせられている事例があり、同団体は少女の健康と保護のために政府が対策案を考えるよう訴えている。