【シドニー11日AAP】 シドニーでは少女や若い女性にとって、 嫌がらせや性的虐待を受けることは日常すぎるために、被害者が「一般的なこと」だと考えていることが調査報告で明らかになった。
子どもの自立支援をする国際NGO団体であるプラン・インターナショナルは、シドニー、インドのデリー、ペルーのリマ、ウガンダのカンパラ、スペインのマドリッドの5都市で調査を行った。
シドニーでは、オンラインの地図作成ツールを使い、女性に危険だと感じるシドニーの地図にピンを立ててもらったところ、2000箇所以上ある場所のうち4分の3が安全でないと感じていることがわかった。
同団体は調査結果から、「頻繁に起こる嫌がらせや性的虐待は人を怯えさせ疲労させ、最終的に無力化させる 。 何も行動を取らなくなると、少女や若い女性の多くの被害者は自分が悪いと責めるようになる」と指摘している。
また、被害者たちはセクハラを訴えても警察や見物人たちが助けてくれることは滅多にないため、セクハラを届け出ても意味がないと感じていることがデータから明らかになっている。