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体外受精の先駆者ウッド氏死去

【メルボルン26日AAP】   体外受精(IVF)の父、カール・ウッド氏が死去した。82歳だった。

ウッド氏は、メルボルンのモナッシュ大学でチームを持ち、1970年代に不妊の夫婦のための体外受精の研究を先駆けた教授。婦人科医とともに1973年に世界初の体外受精の妊娠を成功させ、1980年にはオーストラリア初の試験管ベビーであるキャンディ・スリードちゃんが生まれた。また、現在までに体外受精の技術により世界で4万5000人以上の赤ちゃんが誕生している。

ウッド氏は、2004年から患っていたアルツハイマー病との闘病の末、23日老人ホームで死去した。

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