【キャンベラ27日AAP】 国防省は、女性兵士も男性同様、戦場の第一線で活動ができるよう今後5年間で今までの規制を撤廃する方針にあることを発表した。これで、オーストラリアはニュージーランドやカナダと肩を並べ、女性兵士が男性兵士と全く平等の扱いを受けられるようになる。
現在の法律では、女性兵士は軍の業務のうち7%が対象外とされていた。この中には特別航空部隊や海軍の海中作業部隊などが含まれている。しかし、実際のところでは多くの部隊で既に女性が活躍していて、また、今年初めには、アフガニスタンで女性兵士2人がロケット爆弾により負傷している。
海軍に属する女性兵士、ミッシェル・ミラー大佐(41)は今回の発表に関して、「女性兵士が軍業務への参加チャンスをもらえることを実現するためには、身体的条件は重要な課題である」と話した。ミラー大佐は、中近東へ派兵された際、石油ターミナルをテロ部隊から守る業務において第一線で活動したという。