【キャンベラ30日AAP】 連邦政府は、オーストラリアと日本の航空各社が、オーストラリアから羽田への直行便を運航できるようになると発表した。このオープンスカイ(空の自由化)協定により、両国間の観光の活性化が期待できそうだ。
現在、オーストラリア発日本行きの直行便はすべて、東京の都心から70キロ離れた成田空港に到着する。しかし新協定の施行後は、都心から10キロという近さの羽田空港への到着が可能となる。新協定ではまた、両国すべての空港間の乗客数への規制が全面的に取り除かれることになる。
ファーガソン観光相は、「この新協定により、日豪間で利用可能な座席数が急増するだろう」と述べ、「両国の航空各社は、乗客数の継続的な増加、そして同地域における観光、貿易、開発ビジネスチャンスの増大を活用できるようになる」とした。また同相は、2020年には乗客数が25%増加するという予想を発表した。