【キャンベラ12日AAP】 イラクで戦闘経験のあるオーストラリアの特殊部隊が、フィリピン国内の過激派組織を制圧するため、フィリピン国軍を訓練していることが明らかになった。
フィリピンの南部マラウィ市は昨年5月から5ヶ月間、過激派組織「イスラム国」系武装勢力が占拠されていた。
ジャッド・フィンガー中佐は、特殊部隊がフィリピンの陸・海・空軍に様々な市街戦での戦闘技術を教えているとし「イラク北部モスルでの戦闘経験で学んだ航空支援の閉鎖などの知識を提供している」と述べた。
特殊部隊はフィリピンで、ISISや過激派アブ・サヤフと直接交戦はせず、現地の軍隊を行っているという。
豪政府はフィリピン政府とテロ勢力と戦うための長期的な取り組みを行ってきており、ISIS組織がこれ以上勢力を伸ばさないように阻止する構えを見せている。