【シドニー7日AAP】 全豪運輸労働者組合は、7日に予定していたカンタス航空の地上・荷物スタッフのストライキを中止することを発表した。しかしカンタス航空側は、ストライキに備えて便の変更手続きなどすべてなされており、同日の便の遅延は避けられないと述べた。
カンタス航空の荷物担当及び地上スタッフは、7日午後に全国単位で2時間のストライキを行う予定だったが、賃上げ・労働条件改善に関する話し合いを会社側と行った末、一定の合意に至ったとしてストライキを中止としたもの。
しかし、カンタス航空では予定されていたストライキに備えて、17便をキャンセル、29便の出発を遅らせる旨、操縦士を含む関係スタッフや搭乗者へ連絡をしており、ストライキが中止になったとはいえこれらを解除することは不可能として、7日離発着便の遅延は避けられないとした。「スケジュールを通常通りにしたいが手遅れだ。航空会社の業務をすぐに切り替えるのは不可能」とカンタス航空。