【キャンベラ13日AAP】 モリソン政権は、失業中の人たちを人手の足りない農業労働に従事させ、従わない場合は政府からの支給金を最高1ヶ月間停止する政策を打ち出している。
この取り決めの下では、農家が季節労働者情報サービス(the National Harvest Labour Information Service)に仕事内容や給料、条件などを登録し、派遣会社が失業中の人に仕事を割り振る形になる。
失業者が仕事を拒否する場合は、正当な理由がなければ支給金の減額や最高1ヶ月の停止となるという。
しかし、全国農業者連盟(National Farmers’ Federation)のフィオナ・シムソン会長は「この政策はアメとムチの手法で、失業者問題を農業労働で穴埋めしようとする安易な取り組み」だとして非難しており、労働党も「農家の人たちも農業をしたくない人に無理やり働いてもらいたくない」と政策を批判している。