【シドニー7日AAP】 NSW州中西部の町ガルゴングで、111頭の牛を盗んだ男に対し、14ヶ月の禁固刑が言い渡された。
同州の第一次産業省によると、同町に住むマレー・ダクラス・デール容疑者は、総額15万ドル以上の牛窃盗容疑に対する6件の罪状を認めた。また、全豪家畜認識制度(NLIS)に対する違反行為をはじめ、文書偽造についても認めた。その結果、マジー簡易裁判所は6日、デール容疑者に対し、9ヶ月間は仮釈放が許されない14ヶ月の禁固刑を言い渡した。
今回の有罪判決に役立ったのは、家畜の疾病による緊急時の追跡を目的に設置されたNLISのデータベースだった。農村犯罪調査官らがこのデータベースと全国出荷者証明書を利用して盗まれた牛の情報を追跡したところ、デール容疑者の名前が浮上した。同省農業準拠部のアンドリュー・サンガー部長は、容疑者がNLISのデータベースを欺こうとしたことが、自らの破滅の原因だったと述べた。