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ベトナム逃亡の指名手配犯が逮捕される

【シドニー11日AAP】   NSW州警察の凶悪指名手配リストに載っていた男が、逃亡先のベトナムから帰国した11日午前9時45分、シドニー空港で逮捕された。

逮捕されたのはオーストラリア国籍のアンソニー・タン容疑者(27)。2009年1月9日午後、シドニー南西部キャンベルタウンにあるタン容疑者の修理工場に、暴走族メンバーのエディン・スマヨビックさんと別の男性が到着。その時、拳銃2つから3発発砲されたとみられており、スマヨビックさんは胸部に銃弾を受けて即死。タン容疑者は首を損傷した。NSW州警察は、スマヨビックさん殺害で同容疑者を指名手配したが、タン容疑者は、警察の聴取を拒否した後、事件から数日後にベトナムに向かった。

警察は、タン容疑者拘束に向けてベトナム当局と連絡を密にしてきたとしたが、逮捕に至ったきっかけは、同容疑者自身が自首してきたからだという。11日、セントラル地方裁判所に出廷したタン容疑者は静かに着席していた。保釈は認められなかった。同容疑者の弁護士は、「事件があったのは2009年で捜査は既に終了している。タン容疑者は、裁判で身の潔白を証明するためにオーストラリアに帰国した」と話した。

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