【シドニー１４日ＡＡＰ】　　　オーストラリアの大手自動車保険会社、ＮＲＭＡの発表によると、今年８月の１ヶ月間だけで、施錠された車両から１００匹近いペットを救出したという。同月の救出件数の急増を受けて同社は、車内に動物を置き去りにしないよう注意を呼びかけている。

ＮＲＭＡモータリング＆サービシズのトニー・スチュワート最高経営責任者は、「たとえ窓を少し開けておいても、車内の最高温度が危険なほど高温になる速度は非常に速い」と述べた。また、「温度の上昇とともに、動物もすぐにストレスを感じ、脱水症状が始まることがある」とし、「その発生を防止する唯一の方法は、たとえ１分間でも車内に置き去りにしないこと」だと警告した。

過去１２ヶ月におけるＮＲＭＡへの救出依頼件数は８５０件以上。また、今年８月の救出件数は、過去４年で最高の月間件数だった。