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カンタス航空、労組との交渉続く

【シドニー16日AAP】   パイロットの労働組合であるAIPA(オーストラリア・国際パイロット協会)が、カンタス航空が賃金交渉から逃げの姿勢をとっていると批判した件について、同社は、ここ14ヶ月間の間交渉の話し合いを続けているとして反論している。

同社は、ジェットスターとジェットコネクトのパイロットにカンタス航空のパイロットと同等の高賃金を支払うべきとする労組側の要望は、非現実的かつ有害であると主張している。そのような主張を受け入れれば、航空運賃の値上げや他の従業員の雇用に影響が出るとし、この主張が取り下げられれば、双方の合意に達することが容易になるとしている。

現在、ジェットスター航空のパイロットの賃金は、カンタス航空の約50%となっている。また、カンタス航空では、エンジニアと地上スタッフによる継続的なストライキで、大幅な遅滞が起こったり、6万人もの乗客への影響が出ている。

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