【キャンベラ17日AAP】 連邦政府の再生可能エネルギー政策の下に設置されているルーフトップ式ソーラーパネルの検査が行われ、4パーセントのシステムに安全性の問題があることが明らかとなった。
再生可能エネルギー監視事務所(ORER)によると、41人の検査員によって9月末までに387件の検査が実施された。その結果、対象となったシステムの安全性について、約20パーセントが「標準以下」、4パーセントが「安全でない」と判定された。安全でないシステムについては、検査官による運転停止の対象となる。
同事務所のブランソン監視官代理は、「今回の387件という検査件数は、危険な設置業者を特定するのに十分ではないが、さらに検査を続けた上で特定したい」と語った。ORERでは、今年1500件の検査を実施することを目指している。
ソーラーシステムは、2010年度に9万5000台、2011年度は9月末までに20万5000台設置されているが、ルーフトップ式のソーラーパネルは、水がソーラーシステムに侵入したり、電気回線が露出するため、危険な可能性があるという。