【シドニー17日AAP】 韓国のサムスンが米アップルに対し、新たにリリースされたiPhone4Sのオーストラリアでの販売を停止する差し止め命令を求める訴えを起こした。また、Apple社がiPad2の技術特許を侵害しているとして訴訟を起こしているGalaxy Tab10.1の販売に対する暫定的差し止め命令を不服とする控訴も起こした。技術大手2社が、技術の特許侵害を理由とし、真っ向から戦う形となった。
サムスンは、先週発売されたiPhone4Sが、無線通信規格に関連する3つの特許に抵触するとし、「アップルは当社の特許を侵害し、当社の技術にただ乗りをし続けている。当社は断固として知的財産権を守る」と主張している。
一方アップルは、サムスンの製品がアップルのタッチスクリーンの特許、および指による不完全なコマンドを正しく読み取る技術への侵害を主張し、差し止め命令を求める訴えを勝ち取っっている。
サムスンは、日本においてもiPhone 4、iPhone4S、およびiPad2の販売の差し止めを求めている。