一般

未成年難民10人が拘留所から失踪 

【キャンベラ18日AAP】   移民省は、VIC州とWA州にある地域の拘留所にいた亡命希望者で、15歳から18歳の子ども10人の行方が分からなくなっていることを発表した。人身売買にかけられた可能性もあるとみられている。

行方不明になっているのは、VIC州で9人、WA州で1人。両州の地域拘留所には、他にも未成年者7人がいる。移民省では、拘留所でのサービス提供に関しては赤十字と契約を交わしているとしたものの、赤十字側は、住居提供やサービス・英語教育の支援は行うが、亡命希望者の安全面に関しては、移民省に監督責任があるとしている。

この件に関して、野党からは「与党の監督体制にまた問題があった」と批難、グリーンズのブラウン党首も懸念を表明している。一方、ある与党議員は、「世界中の難民拘留所を見てきたが、我が国のそれは世界でも最も機能的で難民を人道的に扱っている」とし、今回の問題を他の拘留所問題と交えないよう訴えた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら