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メルボルンのデモで数人逮捕

【メルボルン21日AAP】   米ニューヨークの「ウォール街を占拠せよ」に端を発した反格差社会デモがメルボルンでも行われているが、警察による逮捕者が出ている。

このデモは「メルボルンを占拠せよ(Occupy Melbourne)」と呼ばれ、15日からシティ・スクエアにテントなどを張って準備が行われてきた。数百人の市民が参加し市内を占拠する中、100人以上の警官が出動し数人の参加者が逮捕された。

警察によると、デモグループをシティ・スクエアから強制的に退去させたが、その後スワンストン・ストリートとコリンズ・ストリートの交差点を占拠したため乱闘となった。列を作った警察がデモグループを路上から押し出し、さらに群衆の中に入って数人を逮捕した。この後、デモグループはバーク・ストリート・モールに移動した。

この乱闘に先立ち、警察はデモグループに午前9時までにシティ・スクエアから退去するよう要請したが、ほとんどの参加者は拒否した。その後、警察はテントを解体し荷物を片付けるなど、デモ会場の解体に当たったという。

 

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