【メルボルン２９日ＡＡＰ】　　　米国のニューヨーク市で始まった、企業の貪欲さに反対する「ウォール街占拠」運動が世界各地に広まっているが、メルボルンでも「メルボルン占拠（Occupy Melbourne）」運動として、数百人もの参加者がトレジャリーガーデンをデモ行進した。間もなく、同公園にデモ用のキャンプを設置するかどうかが決定される見込みだ。

現場には現在、警察官が待機している。しかし警察の話では、同公園はメルボルン市議会の管轄下にあるため、デモ参加者を立ち退かせる目的ではなく、法律上の職務を果たす市職員の安全を確保するために待機していると発表した。

デモ参加者は２９日、ＶＩＣ州立図書館からトレジャリーガーデンまでの１キロをデモ行進した。そして同日午後３時３０分に会合を開き、キャンプを設置するかどうか決定する予定。同団体は今月半ばにも、同公園で１週間キャンプ生活していたが、２１日に警察によって強制退去されている。