【アデレード30日AAP】 カンタス航空の乗客2万人以上が、ライバル会社であるバージン航空のチケットを割引運賃で購入している。
バージン・オーストラリアの広報担当者は、「これまでに、ウェブサイトを通して2万件以上のカンタス航空乗客を特別割引運賃で受け入れた。席数には限りがあるため、自宅から離れた場所で立ち往生している乗客を優先している」と語った。また31日に同社航空機を使用し、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、キャンベラ、マッカイ間の便で3000席以上を提供する予定だという。
さらに同航空会社は、パートナーの航空会社であるエティハド航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空、デルタ航空と増便について協議をし、国内便や国際便で足止めを食らっている乗客のための救済策を計画している。
この他、キャセイ・パシフィック航空も、カンタス航空の国際線乗客ための追加座席を用意している。