【メルボルン１日ＡＡＰ】　　　オーストラリア最大の競馬、メルボルンカップが１日開催され、フランスの競走馬「デュナデン」が優勝した。２着に入ったイギリスの「レッド・カドー」との差がほんのわずかだったため、審判団はゴールの映像を拡大して判断する必要があった。

優勝馬に乗ったクリストフ・ルメール騎手は競争の２４時間前にオーストラリアに到着したばかり。デュナデンにはもともとクレイグ・ウィリアムズが乗る予定だったが騎乗停止を命じられ、抗議したが却下されたため、ルメール騎手が急きょ代役を務めることに。同騎手は、「信じられない。私にとって最高の瞬間だ」と感激しながらも、「よき友のクレイグには本当に気の毒だ」と同情した。

賞金の３６０万ドルと優勝杯（１７万５０００ドル相当）は、カタール人のオーナーに贈られた。

その他の結果は、３着がドイツのルーカス・クラナッハで、昨年の優勝馬であるフランスのアメリケインをわずかの差で４着にしりぞけた。また、海外からの遠征馬が上位１０位のうち９位を独占した。