【シドニー2日AAP】 オーストラリア準備銀行(RBA)は、1日の月例理事会で政策金利を0.25%下げる決定をした。国内の各大手銀行がこれに続きローン金利を引き下げている。
最初に金利引き下げを発表したのは国内4大銀行の一つであるウェストパック銀行。国内第2の住宅ローン件数を誇る同銀行は、RBAの発表からわずか15分後に政策金利の下げ率と同じ0.25%の引き下げを発表した。それに続き住宅ローン件数第1位のコモンウェルス銀行、メルボルンに本店があるANZ銀行がそれぞれ0.25%の利下げを発表した。地方銀行では、QLD銀行も1日に利下げを発表している。
一方、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は2日、同行の住宅ローン金利を0.20%下げることを発表。RBAの下げ率をそのまま採用しなかったことで批判の声が上がっているが、NAB側は、利下げ後の同行の7.47%という利率は主要銀行の中では一番低いと述べた。