【シドニー4日AAP】 NSW州のロバーツ公正取引相は消費者に対し、省エネ装置を買わなければ電気を止めると脅迫する悪質な電話セールスに注意するよう呼びかけた。
同相によると、この電話セールス組織は国外を拠点にしているが、「Australian Electricity Commission」という政府当局からだと名乗り、何度もしつこく悪質な電話をかけてくるという。その手口は、電力費を40%削減可能な自社の省エネ装置を購入しなければ、72時間以内に電気を止めるか、1000ドルの罰金が課せられると脅してくるようだ。あるいは、同装置の自宅への設置に見事当選したので、219ドルを支払えば3ヶ月以内に払い戻しがあると電話してくるという。
元々メルボルンから始まったこの詐欺の被害総額は、過去18ヶ月で170万ドルにも上る。同装置はこれまでに8000台が販売されている。