【ブリスベン11日AAP】 自治体によるごみ収集用の車輪付き大型ごみ箱の中に、隣人の犬を捨て去った女に対し、4000ドルの罰金刑が下された。幸い捨てられた犬は2日後に発見され、衰弱していたものの無事だった。
ブリスベン南部のマグレガー在住のマーリーナ・サルコサリ容疑者(50)は、容疑者の自宅を改修工事した隣人の男性と、工事のことで口論となった。さらに、男性が飼い犬に容疑者の芝生の上で排便をさせたことに激怒した容疑者は5月29日、近くの低木林地に犬を連れて行き、そこに捨てようとした。しかし気が変わった容疑者は、近所の通りに置かれていたごみ箱に犬を捨てた。その2日後に犬は、ビニールに包まれて乱れた状態でくんくん鳴いているところを女性(80)に発見され、飼い主と再会。現在では体調も回復している。
ホランドパーク簡易裁判所のコリン・スコフィールド判事は、容疑者の行動を「極度に残酷」で「非難されるべき」としながらも、有罪判決によって容疑者の雇用状況に影響があってはならないとして、代わりに4000ドルの罰金を命じた。