【キャンベラ16日AAP】 バラク・オバマ米大統領を乗せた専用機「エア・フォース・ワン」は、予定よりも15分早い16日午後3時10分、キャンベラに到着した。オバマ大統領のオーストラリア訪問はこれまでにも何度か計画されたが実現せず、今回が初めての訪豪となる。空港ではブライス総督やギラード連邦首相などが大統領を歓迎した。
ギラード首相は同日夜、数百人の客を招待し国会議事堂のホールにてオバマ大統領を歓迎する晩餐会を催した。招待客の中にはアボット野党党首、ブライQLD州首相、ハワード元首相などの姿もみられた。晩餐会の中でギラード首相とオバマ大統領は、60年にわたる外交関係を強調し、今後の連携強化を確認した。
また、ギラード首相はスピーチの中で、先日までAPEC会議のため訪問していたハワイでの出来事として、首相の恋人のマーチソンさんが、オバマ大統領の妻ミッシェルさんから「夫は働きすぎて食事を抜くことがあるから心配」と聞かされたことを紹介し、「今夜は何百人もの目撃者の前で是非ミッシェルさんのリクエストに応えていただきたい」と冗談交じりに話した。