【ホバート17日AAP】 12歳の少女を売春したとして起訴されているTAS州議員に対する裁判で、この議員は、服用している薬が原因で性欲が増したことや、少女側が年齢を偽っていたことなどを挙げ無実を訴えた。
テレンス・ルイス・マーチン被告(54)は2009年9月、ホバート北部クレアモントにある自宅にて12歳の少女に口腔性交をさせたとして児童わいせつなど複数の罪で起訴されている。この少女は、実母とその恋人に売春を強要され100人以上の男性と性交渉を持った。新聞広告には18歳と年齢を偽っていた。母親は懲役10年、その恋人は懲役8年を言い渡されている。
裁判の中では、マーチン被告の警察による聴取の録音が流された。この中で被告は「12歳の少女と一緒に寝るなんて考えられない。初めて会った時にも18歳と言い切った」と証言。また被告は、服用している薬の副作用で性欲が異常に増し、2年間で162人の売春婦を交渉を持ち15万ドルを使ったと話した。