【ダーウィン18日AAP】 連邦政府は18日、第二次世界大戦中に日本軍がダーウィンを爆撃したことを追悼して、2月19日を国家的な記念日にする計画を発表した。ただ、同日を新たに祝日にするかどうかは、各州の判断に委ねられることになる。
記念日制定について、NT準州のヘンダーソン首席大臣は日本人観光客に向けて、「これは戦争を祝福するものではなく、ましてや日本を悪者扱いするためのものではない」ことを強調した。日本から同準州への観光客数は世界で3番目に多く、年間2500万ドルの経済効果がある。
今年になって、シドニー駐在の日本総領事が初めて、ダーウィン爆撃について公式に謝罪した。大戦中、日本軍は18ヶ月にわたり合計64回も同市を爆撃し、市民や軍隊の建物をはじめ、船舶や航空機を破壊した。爆撃の結果、少なくても243人が死亡し、恐怖におののいた市民の半数が疎開したといわれている。