【パース24日AAP】 WA州南西部で被害が拡大している山火事で、現在までに2000ヘクタールの低木林地が焼け、少なくとも民家20軒が完全に焼け落ちた。
火災が発生したのは州南西部にある観光地マーガレット・リバー周辺で、州都パースからおよそ280キロ。州の環境保護省がリーウィン・ナチュラリステ国立公園周辺で火入れを行った際に、火の勢いが抑制不可能となり、23日午前ごろからすさまじい早さで被害地域が拡大したもの。
また、同地域はオーストラリアきってのワインの生産地としても知られているが、これまでに国際的にも有名なリーウィン・エステート、ザナドゥ・ワインズなどを含む5つのワイン製造元が避難を余儀なくされている。
そのうちの1つ「ボヤージャー・エステート」のスタッフは24日、AAPの取材に自宅から答え、同社のスタッフは警察の避難勧告が出る前に自主的に避難したと話した。ほとんどのスタッフが周辺地域に住んでいるという。この山火事による事業へ影響は、非常に小さいものであるとしている。