【シドニー27日AAP】 ラッド外務相は26日、労働党は変革しなければ「次第に消え去り」、世間から取り残された第三政党になる危険があると述べた。
同日ブリスベンで開かれた同党の元職員による書籍の発表会で同相は、「世界中の他の革新政党が経験したように、(自党も)右派復活による侵略的な保守派の猛攻撃に対して昔の姿に戻り、ただ消え去っていく真の危険性がある」と述べた。また、「労働党の価値観は派閥間の陰謀の泥沼の中で失われた」として、党の全国大会や執行機関への全委員による直接選挙など、幅広い構造的改革を呼びかけた。
同相はこの演説の後、ソーシャルメディアのツイッター上で、「労働党が自らを改革できなければ、国家を改革することなんてできない」と投稿して、フォロワーに対して労働党の再活性方法を提案するよう募った。