【シドニー27日AAP】 NSW州北部での洪水で、2000人以上の住民が孤立し、ヘリコプターから食糧と医療品の供給が行われている。
NSW州を襲った今回の大雨では、26日午後ビンガラで3歳の男児が死亡している。州救急サービス(SES)によると、ウィーワーの町で1800人、モリー地域で約200人が孤立し、この状態が4日から5日ほど続くと予想されているという。
ヘリコプター4機と飛行機1機から食料などの物資が届けられている。SESの広報担当は、「孤立した人々のニーズを把握しながら、食料、水、薬などを供給している。また念のために医者が入った地域もある」と語った。
SESでは22日以降、887件の通報があったが、その多くは木や屋根の損傷に関するものだった。27日の通報件数は70件と、件数は減少している。しかし、30日と1日あたりにまた豪雨の可能性があり、注意を呼びかけている。