【シドニー27日AAP】 さらなる金利の下降が予測される中、今年のクリスマスの売上商戦に関する小売業界の予測は楽観的だ。オーストラリア国立小売業協会(ANRA)によると、今後4週間の国内消費高が250億ドル近くに達すると予想している。1人当たり1000ドル以上の計算となり、昨年度より4%の上昇となる。
ANRAのオズモンドCEOは「昨年のクリスマスと異なる点は、今年は金利が低下していることだ。昨年はクリスマス直前にRBAによる金利の上昇があったため、人々の消費意欲に大きく影響した。今年は消費者にとっても小売業界にとっても朗報をもたらす年末となるだろう」と語った。
ANRAの調査では、消費者の約35%がディスカウントのデパートで買い物をするとした一方、ほぼ3分の1が正規デパートで買い物するという。また、約13パーセントはオンラインで買い物すると答えた。