【キャンベラ29日AAP】 ボーエン移民相は29日、技術者・就労ビザの申請費用を2012年1月1日から引き上げることを発表した。背景には、労働党政権が以前より目標としていた、現在の赤字財政を2012/23年度に黒字に転換させることがある。
ビザ申請費用の上昇率は現在の5%から15%。一方で、学生ビザの申請料は来年から5%下落となるが、これは国内の国際教育セクターの競争率を高めることを狙いとしている。観光ビザ及び避難民ビザの申請代金に変更はない。さらに、呼び寄せ家族の申請についても今後は代金が発生する。
ボーエン移民相は「今回の変更により、ビザ申請の代金制度が他国と並んだ形になる。申請者が代金を払う制度になることで納税者の負担がなくなる」と話した。