【キャンベラ2日AAP】 2日からシドニーで開催される労働党の全国大会で同性婚が議題にあがることになっており、同党は同性婚を支持する方向に進み始めるようだ。
雇用、経済、教育、家族、気候変動の問題について討議するために400人の党員が同日、シドニーに結集する。そして翌3日には、同性間の結婚を合法化するために「連邦婚姻法」を改正すべきかを話し合う見込みだ。
ギラード首相は2010年の選挙期間中に、「結婚は異性間のもの」だという定義を支持するとしたが、その考えは現在もそのまま党の基本姿勢として残っている。しかし党右派は1日、「良心に基づく投票」(議員が政党のしがらみにとらわれず自分の意見に基づき投票する)を連邦議会で実施したいとする同首相の計画を支持し、同性婚を3日の党大会の議題にするとした。
大会では同性婚の賛成側と反対側がそれぞれ、10万人以上の陳情書を提出する予定。しかし賛成者らは、QLD州議会が最近になって同性間のシビルユニオンを合法化したことから自信を得た。なおシビルユニオンは、国内では首都特別地域(ACT)、VIC州、TAS州ですでに採用されている。