【アデレード2日AAP】 先月4日にSA州の住宅で死後数週間たった腐乱死体が発見された事件で、警察では所在が分からなくなっているテレビに事件の鍵があるのではと見ている。
遺体で発見されたのは、同州南西部のマウントガンビアに住んでいたスチーブン・ニュートンさん(55)。同氏は人との付き合いがあまりなかったため、発見が遅れたのも不思議ではないとされている。
検死結果によると、同氏の遺体から外傷が発見された。しかし遺体の腐乱状態がひどいため、警察の調査は難航している。担当のグラント・モイル警視は2日、「殺人犯が逃走中ということはないだろう」としながらも、殺害ではないと断定できるまでは殺人事件として扱っていくと述べた。
ニュートンさんの自宅からは現金をはじめ、プレイステーションのゲームやDVDなどが発見されたが、50インチのLG製テレビが紛失したままだ。そこで警察はこのテレビに事件解決の糸口があるかもしれないとして、店舗販売ではなく個人販売で類似のテレビを購入した人を探している。