【シドニー3日AAP】 飲酒に関連した犯罪の取締りを強化しているNSW州では2日夜、400件近くの容疑で170人以上が逮捕された。
検挙者数について同州のカルダス警視副総監は、昨年実施した類似の取り締まり作戦の際よりも少ないとしながらも、泥酔が原因で容認できない回避可能な飲酒事件に巻き込まる者がいまだにいるのは残念だと述べた。また副総監は、「警察は3日の夜も再び取締りを実施する」と警告した。
「ユナイト大作戦(Operation Unite)」と称された今回の取り締まりでは、セントラルコーストのクラブで激しいけんか騒ぎの末に、5人の従業員を負傷させた男らも逮捕された。男らは通夜の集会のためにクラブに集まったが、酔っていたので接客を拒否されたため、従業員らに暴力をふるったという。従業員のひとりはこぶしで殴られて地面にたたきつけられたうえ、頭部を繰り返し蹴られた結果、現在ほお骨の骨折治療のために入院中。