【シドニー4日AAP】 ギラード首相は、オーストラリア産ウランのインドへの輸出が長期間禁止されていることに関し、核兵器へのウラン使用を阻止する十分なチェック機能が現在働いていると主張し、労働党の全国大会でウランの輸出解禁を推進している。大会では、首相の解禁案が支持される見込みだ。
しかし、党幹部のピーター・ギャレット議員などの一部の大会出席者は、インドが核拡散防止条約に調印しない限りは解禁すべきではないと主張し、そのような党の基本方針への変更には反対すると考えられている。
一方、大会では3日、同性婚を容認して「良心に基づく投票」を連邦議員に認めるという、党の基本方針への歴史的改革が支持された。また、次回の大会では米国式の「予備選挙」を試行し、代表者の多くが直接選挙で選ばれ、候補者選びで非党員も投票するという改革案が支持された。