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比南部で豪男性が誘拐される

【キャンベラ6日AAP】   5日夕方、フィリピン南部のミンダナオ島で、自宅にいたオーストラリア人男性が誘拐された。連邦政府は、現地のオーストラリア大使館が関係当局と連絡を取り合い男性解放に全力を挙げるとしている。

誘拐されたのはワーレン・ロッドウェルさん(53)で、沿岸部の町イピルでフィリピン人の妻と店を経営している。武装した複数の男がロッドウェルさんをスピード・ボートに乗せ誘拐していったことが分かっている。ギラード連邦首相は6日、キャンベラで、フィリピンにあるオーストラリア大使館は家族にサポートを提供しているとしたが、事件の詳細は分かっていないとした。

フィリピン南部では、イスラム教分離主義反乱軍による外国人を狙った誘拐事件が多発している。今年だけでも、10代1人を含む米国人2人、マレーシア人、インド人、韓国人3人に加え地元のフィリピン人が誘拐された。一部の被害者は解放されたが、米国人を含む複数は未だ捕らえられたままだという。

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