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覚醒剤原料密輸を図った元取締官に禁錮

【シドニー8日AAP】   覚醒剤原料の密輸入を図ったとして、有罪判決が確定したマーク・スタンデン被告(54)に、NSW州最高裁は8日、禁錮22年の実刑判決を言い渡した。スタンデン被告は違法薬物の取締官として長い経歴を持ち、NSW州犯罪委員会の会長補佐も務めた。

しかし、同被告は薬物密輸入組織の陰謀に巻き込まれ、2006年1月から2008年6月の期間にわたってプソイドエフェドリン300キロの密輸入を図った計画で、重要な役割を担っていたことが判明。プソイドエフェドリンは俗にスピードやアイスと呼ばれる覚醒剤の製造に必要な原材料で、その密輸入によって同被告は何百万ドルの利益を予想していたという。

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