【シドニー9日AAP】 オーストラリア全土とアジアの一部では、10日の午前0時前から11日の午前3時頃(豪東部夏時間)にかけて、月全体が赤く変色して見える皆既月食が起こる。
皆既月食は、月が地球の最も暗い影に入ることで、月全体が赤く見える現象だ。今年は5月にも発生しており2回目となるが、次回は2014年まで見られない。
シドニー天文台のジェフリー・ワイアット氏は、「地球の影が月面を移動するのが見られるだろう。52分間、通常は乳白色の月面がさび色がかった真紅に染まる」と述べた。また、オーストラリアの東海岸地域は最高の観測地のひとつだと語った。