【シドニー12日AAP】 NSW州政府は12日、シドニーを走る電車「レール・リンク」にて、新たに北西部に伸びる「ノース・ウエスト」路線を建設する計画を発表した。投入予算は75~85億ドル。今後10年以内の実現を目指す。
オファレル現NSW州首相が今年3月の選挙で公約としていたノース・ウエスト路線の建設では、元々の計画からさらに2駅が増やされ合計8つの駅、通勤客1000台分の駐車場、さらには15キロのトンネル、地上を走る全長4キロの「スカイトレイン」も盛り込まれた。
オファレル首相は、ノース・ウエスト路線の建設計画はシドニー市民にとってハーバーブリッジ同様に重要なものとした。ベレジクリアン州交通相は、同路線が開通することによりシドニー中心の交通量減少も見込まれているとして、北西部の住民のみならずシドニー全体の人々にとっても有益な計画であると述べた。