【メルボルン16日AAP】 メルボルン出身の人気ロックバンド「ザ・ゲッタウェイ・プラン」の元ツアーマネージャーが、ソーシャルネットワーキングサイトを悪用して十代の多数の少女らを誘い出してわいせつな行為をしたとして、12年の仮釈放なしの禁固刑を言い渡された。
ジョン・レイモンド・ジマーマン容疑者(26)はマイスペースやフェイスブックといったソーシャルネットワーキングサイト上で実名と偽名の両方を使って多数のアカウントを取得し、12~17歳の55人の少女に連絡を取った。少女らに実際に会う前に容姿を褒めるという手口を使ったが、自分の要求を拒んだ少女らに対しては激怒し、虐待的で恐喝的な態度を取った。ウェブカメラで撮った少女らの裸姿の画像を使って脅し、自分のワゴン車の後部座席で性行為を強要するなどしたという。
メイドメント裁判長は、同容疑者の手口は残酷で、処女であろうが妊娠させようが性病を移そうが、気にしなかったとして強く非難した。しかし容疑者の若さと更正の余地を考慮して、12年の禁固刑にとどめた。容疑者はすでに約2年間拘留されているので約10年後に釈放対象となるが、性犯罪者として公式登録され、一生を過ごすことになる。